宝月のあ カードゲーム部

カードゲームのデッキや展開を紹介

<天威相剣> デッキ紹介

どうも、社会人生活一年目が終わるノアです。

今回は今期私が使用して勝率7割程を出した天威相剣のデッキ紹介です。コンパクトな動きで使っていて楽しいので是非最後まで見てください。

 

 

まずは全体のデッキレシピです

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大会用の構築なので、サイドデッキありのマッチ戦前提となっています。少しずつ構築は変えていますが、これがベースにあります。

 

採用理由

モンスター

・相剣

レベル4は莫邪3枚、泰阿2枚、白エクレシア3枚。莫邪は1番引きたい初動であり、ドロー効果を含んでリソースを増やす事ができるので3枚必須です。

泰阿は1枚のみの構築も見かけるのですが、初動と2ターン目以降のショウフクでの除去の計2回使うので2枚採用です。泰阿は墓地に相剣カードまたは幻竜がいないと効果が使えず、初動として機能しない可能性があるので天威相剣では2枚が上限です。

白エクレシアも莫邪と泰阿にアクセスでき、後攻では召喚権を使わない攻め手の1つなので3枚必須です。

レベル6は龍淵が3枚。レベル10シンクロを立てるのに必要なカードで、初動の莫邪か泰阿に効果無効系誘発を受けた際のケア札としても機能します。是非とも初手に握りたいので3枚必須です。

 

・天威

アシュナ、ヴィシュダ、アーダラが各2枚。

天威の枚数は人によって違いますが、私が使ったところ各2枚が1番安定します。アシュナ+もう片方の天威で召喚権を使わずに幻竜のレベル8シンクロを組めるのでアシュナを3枚にしてもいいと思います。各2枚以上あればリソースをグルグル回しやすいのですが、天威相剣における天威の役割はあくまでも相剣のサポートなので各2枚に押さえています。

 

・手札誘発(無限泡影も含む)

天威相剣はミッドレンジに属するので誘発は多めの合計12枚採用しています。

増殖するG、灰流うららに関しては言う必要はいでしょう。

屋敷わらしはエルドリッチの紅と黒と本体に、勇者の水遣いに、デスピアの赫の烙印にと環境デッキの多くに打つことができます。また墓穴の指名者を避けることもできますが、屋敷わらしのみを持っていても展開が止まらない可能性があるので1枚のみの採用です。

朔夜しぐれ、エフェクトヴェーラー、無限泡影に関しては効果無効系が強い環境なので採用しています。エフェクトヴェーラーは通常召喚したモンスターに対しても打てるので多くのデッキには朔夜しぐれではなくエフェクトヴェーラーと無限泡影が複数枚採用されています。しかし、相剣の致命的なメタカードであるトークンコレクターに対して打つことができる朔夜しぐれと散らして入れています。相剣に関してはエフェクトヴェーラーと朔夜しぐれは両立させたいですね。無限泡影は相手の置物に対しても打てるので2枚採用しています。

原始生命体ニビルは展開系相手にもメインから勝ちやすくするために採用しています。エルドリッチやミッドレンジ系が増えてきたら別の誘発に変えることをオススメします。

 

魔法・罠

龍相剣現は相剣の1枚初動であり、準制限なので2枚です。インスタントフュージョンは初動の莫邪と泰阿に対して効果無効系誘発を食らった際のケア札として採用しています。金満で謙虚な壺は莫邪のドロー効果と相性が悪いのですが、指名者や永続罠、初動札に対する妨害のケア札を探しに行くなど多くの役割があり、後攻ではサイドサードを探しに行ける器用なカードなので重宝します。ターン1の制限が付いていて、3枚目を打つ試合はないので2枚の採用です。

墓穴抹殺も増殖するGや灰流うららと同様に言う必要はないでしょう。

相剣暗転が1枚。赤霄でサーチする候補の1枚です。しかし龍淵からのバロネスを立てることが優先されることと、赤霄と相手のカード2枚の破壊では後続がない限り負けてしまうことが多いので基本は使いません。初動に効果無効系誘発を受けた際に龍淵から出たトークンと莫邪泰阿で赤霄を召喚して暗転を除外することでバロネスまで繋げるだけのために1枚のみの採用となっています。例外として天威の拳僧が場にいる場合は赤霄で暗転をサーチすることもあります。

王宮の勅命と虚無空間はミッドレンジなら是非とも入れたい1枚です。赤霄とバロネスだけでは妨害しきれないことがあるので永続が貼れれば試合を有利にできます。金満で謙虚な壺が採用されているので制限カードとはいえ持ってきやすいです。

 

エクストラ

必須度を⭐️~⭐️⭐️⭐️で表していますので参考にしてください。

・ボウテンコウ⭐️

アーダラ+莫邪か泰阿で出します。莫邪の1ドローができる上に、デッキから天威を落として後続になり得るカードを確保します。また、守備が2800なのでミラー戦のクリムゾンブレーダーに倒されないのはお洒落ですね。

・赤霄⭐️⭐️⭐️

まず出したいレベル8シンクロです。初手で出すのと、2ターン目以降にライフを詰める際に龍淵をサーチするので2枚採用です。赤霄の効果で相剣罠を除外してトークンを生成する動きがあるので覚えておきましょう。

・ショウフク⭐️⭐️⭐️

相手の場のカードを最大2枚デッキバウンスできるので、先攻2ターン目以降に使ってライフを取りに行きます。また、アシュナ+天威もう片方があれば拳僧とアーダラを対象に入れ替えてチョウホウを立てることでエフェクトヴェーラーやニビルをケアできます。

・天威の龍鬼神⭐️⭐️⭐️

アシュナの墓地効果を使うと幻竜しか出せなくなります。レベル8の幻竜シンクロは赤霄、龍鬼神、ショウフクしかなく、トークンコレクターをケアできるので天威相剣では必須の1枚です。

・クリムゾンブレーダー⭐️⭐️

後攻で相手の展開を誘発で止めた時に狙います。相手によっては実質的なターンスキップになるので後手を拾うことができるので必須とまではいきませんが是非とも欲しい1枚です。

・ドラガイト⭐️⭐️

墓地に水がいることを条件に魔法・罠を止めることができます。基本は赤霄+バロネスを目指しますが、先攻2ターン目以降やモンスター主体ではない相手に出していきます。

・チョウホウ⭐️⭐️⭐️

ショウフク+アーダラで出します。天威で動いた時に龍鬼神とルートが分岐するのですが、光の効果発動を封じられるので相手のデッキや手札と相談して使い分けましょう。ちなみにドライトロン相手にチョウホウを出すと相手御破算です。

・承影⭐️⭐️

アシュナの墓地効果を使った後に赤霄と共に立てる候補の1枚です。七星龍淵の登場により使う機会は減りましたが、墓地のリソースを奪う必要があることと、打点で突破する必要がある局面が想定されるので採用しています。

・バロネス⭐️⭐️⭐️

龍淵でまず立てたいレベル10シンクロです。なんでも効果無効に墓地蘇生、破壊と役割が多いカードで2枚目の採用も十分検討できます。蘇生効果を使うとデッキに戻る、2枚目を使う試合が少なかったのでボウテンコウの代わりに枚数を減らしました。

・七星龍淵⭐️⭐️

新規で出たレベル10シンクロです。アシュナの墓地効果を使用した後に出すレベル10シンクロです。除外効果を持っているので、赤霄で暗転をサーチすることが更に少なくなっています。基本は詰めの盤面を作る時に使用します。

・ブラッドローズドラゴン⭐️

一度も使ったことはないのですが、墓地のカードを全除外してリソースを吹き飛ばすことで勝てる対面が想定されるので採用しています。

・アンシャラボラス⭐️⭐️⭐️

莫邪泰阿に効果無効系誘発を受けた際に貫通するために使います。白エクレシアを墓地から回収することができるので、忘れずに使いましょう。

・天威の拳僧⭐️⭐️⭐️

天威の共通効果は場に効果モンスターがいない時にしか発動できず、墓地効果はバニラモンスターがいないと使用できないのでかなり使います。1枚でもいいのですが、打点が1000しかないので戦闘破壊されてしまうと、それ以降の天威の墓地効果はトークン依存になってしまうので2枚の採用です。

 

金満で謙虚な壺で除外する候補

正直手札や相手によってかなり異なります。基本は以下のカードから除外することが多いです。

ボウテンコウ、龍鬼神、クリムゾンブレーダー、ドラガイト、チョウホウ、承影、ブラッドローズ、アンシャラボラス、拳僧の中から状況に合わせて選んでください。

・先攻で対面のデッキが分からない時

クリムゾンブレーダー、ブラッドローズ

・手札に天威が1枚もない時

龍鬼神、チョウホウ、拳僧

・効果無効系誘発を龍淵で貫通できる時

アンシャラボラス、ボウテンコウ

 

サイドデッキ

今回はエルドリッチ、デスピアを重く見て構築しています。

朔夜しぐれは自ターンのトークンコレクターを避けるためにエフェクトヴェーラーの代わりとして採用しています。

パンクラトプスはミッドレンジなら是非とも入れたいカードですね。前後問わず触れることができるのでメインの展開前に妨害を踏みにいきます。

カオスハンターは相手の特殊召喚時に手札1枚を捨てて特殊召喚し、自身が場に存在する限り相手はカードを除外できないという効果です。このカードがある限りエルドリッチはリソースを供給できず、デスピアではミラジェイドの除外(発動はできる)、赫の烙印、悲劇のデスピアンの墓地効果が使用不能になります。

ニビルは展開系相手に当てるためです。流石に1枚では初手で引きにくいので追加の採用です。

 

ライトニングストーム、コズミックサイクロン、拮抗勝負、レッドリブートは盤面解決に使います。相剣は効果無効や除去効果に弱いので多めに採用しています。

次元障壁は先攻用のカードです。ミッドレンジ系のデッキは盤面を作れば勝ちとまではいきません。現環境はリンク主体のデッキが少なく多くの対面で刺さるので採用しています。

 

天威相剣を選択する理由

今期のミッドレンジ最強はデスピアと言われていますね。妨害の強さ、リソースの確保など確かに最強と言っても過言ではありません。同じミッドレンジということでデスピアと差別化しないといけません。

デスピアの弱みは誘発を受けやすいことです。特にギミックの要である烙印融合と赫の烙印の2枚にうららとわらしが効いてしまいます。しかし、天威相剣のギミックにはうららを打つ隙がなく、シンクロ体をしっかり構える事ができます。採用率、枚数の多い誘発を受けてもある程度動くことができるのはデスピアには無い強みです。

 

天威相剣の強みはヴィシュダの存在です。前後問わず手札バウンスを行えるので置物でもセットカードでも対応でき、手札墓地から効果を起動するので止められにくくなっています。ヴィシュダを止めた場合メインギミックの相剣の動きが通りやすくなるので後攻を取ったとしても戦いやすいです。

 

現在の天威相剣の立ち位置

デッキ紹介をしていますが、残念ながら現環境で明確に有利と言える対面はありません。逆に対面すればまず負けということもありません。ミッドレンジ系のデッキである以上どうしようもないと思います。最終的に100:0で勝つのではなく、効果の応酬で51:49以上を目指すので、プレイング次第でどのデッキにも勝つことができるし、遊戯王を楽しむことができます。

今期はデスピア、エルドリッチ、天威勇者の三強を筆頭に環境が動いています。デスピアは五分、エルドリッチはやや不利、天威勇者はやや不利といったところです。しかし私はマッチ戦で見るとデスピアとエルドリッチには勝率100%を出しています。本当にプレイング次第ではどのデッキでも先手後手問わず戦うことができます。

 

 

最後に

環境トップからは落ちてしまいましたが、まだまだ戦えます。動き自体はシンプルですが相手によって立ち回りを変えるプレイングが必要で使いごたえのあるデッキです。マスターデュエルにもいずれ追加されるので、OCG、マスターデュエルで組んでみたい方は是非とも参考にしてください。